新潟定番土産の笹団子はスーパーでも買える!

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新潟のお土産といえば「笹団子」。観光客向けの土産物店やサービスエリアだけでなく、実は近所のスーパーでも当たり前のように売られています。

私たち新潟県民にとっては特別感のない、日々の和菓子コーナーの定番品ですが、県外の方からすると「え、スーパーで?」と驚かれることも少なくありません。

今回は、新潟県内のスーパーをまわって笹団子を購入してみました。同じチェーン店でも地域によって扱っている製造元が違う事もあり、パッケージを見比べるだけでも新潟の笹団子文化の奥深さが垣間見えます。さらに、その道中で見つけてしまった、ちょっと不思議な変わり種商品もあわせてご紹介します。

目次

笹団子ってどんなお菓子?

笹団子は、よもぎを練り込んだ団子生地であんこを包み、笹の葉でくるんで灯芯(すげ)で縛った新潟の伝統菓子です。よもぎの香りとあんこの甘さ、笹の葉をほどく時のちょっとした儀式感が魅力です。

笹で包んで蒸し上げることで、生地に練り込まれたよもぎの香りと笹の葉の香りが混ざり合い、清涼感のある上品な香りが団子全体に移るのも笹団子ならではの魅力です。

気になるカロリーですが、新潟森林農園のパッケージの栄養成分表示では100gあたり234kcal。1個あたり48gなので、1個でおよそ112kcalという計算になります。炭水化物は100gあたり52.2gと、もち米とあんこの塊なのでそれなりですが、1個ずつ笹に包まれているぶん食べすぎのブレーキがかかるのはありがたいところです。……とはいえ、笹をむくのがもどかしくて、気づけば2個目に手が伸びていたりもするのですが。

なぜ笹の葉で包むの?

笹の葉には抗菌・防腐作用があり、包むことで日持ちを良くする効果が期待できるとされています。戦国時代、上杉謙信(またはその家臣)が携帯保存食として考案したという説が有力で、笹団子はもともと「日持ちする携行食」として生まれた食べ物だったようです。合戦の合間に笹団子をほおばる武将たち……という光景を想像すると、なんだか和みます。

新潟県内の農家では、端午の節句(5月5日)に米の粉を使って笹団子を大量に作る「だんご節句」という風習があったとされ、ハレの日の食べ物として親しまれてきました。1964年に新潟県で開催された新潟国体で県の推薦土産品に採用されたことをきっかけに、全国的にも知られるようになったと言われています。半世紀以上も「新潟のお土産といえばこれ」の座を守り続けているのだから、なかなかの実力者です。

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スーパーで見つけた笹団子たち

今回は、新潟県内各地のスーパーで、それぞれ違う笹団子を購入してみました。
あらかじめお伝えしておくと、今回紹介する商品以外にも、多くの会社が笹団子を製造しています。
ぜひ食べ比べて自分好みの一品を探してみてください。

笹団子
笹団子の断面

①新潟森林農園

笹団子 新潟森林農園

製造者 有限会社新潟森林農園

ベイシア新潟豊栄店
販売価格 税別860円/4個入り

パッケージには「新潟の米農家が作った」とあり、自社で米づくりから加工・販売までを手がける会社のようです。
こがねもち米とコシヒカリを使用しているとのこと。あんは、しっとりとしたこしあんタイプで、切ってみるとあんこがぎっしり。よもぎ生地はもっちりとした弾力があり、あんこの甘さとのバランスも良く、素直に美味しい仕上がりでした。米農家が本気を出すとこうなる、という説得力のある一品です。
粒あんタイプもあります。

②右門明治堂

笹団子 右門明治堂

製造者 株式会社右門明治堂

原信新津店
販売価格 税別950円/5個入り

長岡市内で長く笹団子や笹おこわを手がけている老舗の和菓子屋さんです。裏面の表示を見ると、原材料はあん・餅粉・もち草・上新粉などとシンプルでした。潔いというか、これぞ和菓子という原材料表示です。

『右門明治堂』の笹団子は県内でも根強いファンがいる人気商品です。

③川上製菓

笹団子 川上製菓 つぶあん

製造者 有限会社川上製菓

マルイ小千谷東店
販売価格 税別980円/5個入り

パッケージには「北海道あずき使用」の表示。
販売者はスーパーを運営する株式会社マルイですが、製造者として新潟市西蒲区の有限会社川上製菓の名前が別に記載されていました。
1983年創業、飴づくりから始まった老舗の菓子メーカーだそうです。スーパー自身のプライベートブランドではなく、地元の菓子メーカーが実際の製造を担っているというのは、あまり意識したことがなかったポイントでした。粒がしっかり残ったつぶあんがたっぷり。

④セイヒョー

セイヒョー 冷凍笹だんご(つぶあん入り)パッケージ

製造者 株式会社セイヒョー

プラント聖籠店
販売価格 税別698円/5個入り

桃太郎アイスでおなじみのメーカーが笹団子も作っているという、地味に新潟あるあるな事実に気づきました。冷凍タイプの笹団子で、生タイプと違って冷凍保存できるのが特徴で、消費期限を気にせず旅行の持ち帰り土産にもしやすいのが魅力。

-18℃以下での冷凍保存が必須で、食べる際は電子レンジを使わず室温で1〜2時間ほど自然解凍してからいただきます(レンジ加熱するとあんが飛び出ることがあるそうです)。
出来たてを冷凍してあるため、柔らかくフレッシュな食感を感じられたのが個人的には高評価。

番外編:「笹団子のささむいちゃいました」

笹団子のささむいちゃいました

製造者 株式会社港製菓

原信河渡店
販売価格 税別298円/3個入り

商品名がすごい一品。
その名も「笹団子のささむいちゃいました」。
パンダのイラストが、笹団子の笹を器用にむいて食べてしまったようなパッケージです。

笹むいちゃいました 中身

新潟市中央区、1936年創業の老舗。調べてみると、これはただのふざけた商品ではなく、笹団子を笹で巻く「巻き手」の人手不足や、笹の葉を採る採取者の高齢化という業界の課題を逆手にとって生まれた商品なのだそうです。真面目な問題提起から生まれた、ということを知って少し見方が変わりました。

笹むいちゃいました 断面

とはいえ、笹を剥いて中身だけが売られているこの状態、正直に言うと「これはもう、ただのよもぎ餅なのでは……?」という疑問がどうしても頭をよぎります。笹団子の魅力の半分は、あの笹をほどく手間と儀式感、そして笹の香りにもある気がするので、少々複雑な気持ちになる一品。
味自体はよもぎの香りがしっかりして美味しいです。

商品の特徴

  • 新潟県民にとってはスーパーの日常品で、観光客向けの特別感がない。
  • 店舗によって製造元・パッケージが違うのに、どれも同じ「笹団子」として並んでいる。
  • よもぎともち米の香り、あんこの甘さはどれも安定して美味しく、食べ比べて好みの一品を見つける楽しさがある。
  • 笹の葉をほどく手間も含めて、笹団子の楽しみのひとつ。
①新潟森林農園ベイシア新潟豊栄店
4個入り 税別860円
②右門明治堂原信新津店
5個入り 税別950円
③川上製菓マルイ小千谷東店
5個入り 税別980円
④セイヒョープラント聖籠店
5個入り 税別698円
番外:港製菓原信河渡店
3個入り 税別298円

どこで買える?

  • 新潟県内の土産屋
  • 新潟県内のスーパー
  • 通信販売
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個人的な感想

おすすめポイント

  • 気軽にスーパーで買えて、県外の友人へのちょっとしたお土産にもなる。
  • 店舗ごとに製造元を見比べる「地味な宝探し」感が楽しい。
  • どれを選んでも大きく外れがない安定感。

おすすめできないポイント

  • 生タイプは消費期限が短めなので、旅行の持ち帰り土産としてはやや不向き(冷凍タイプのセイヒョーなら日持ちするのでおすすめ)。
  • 店舗によって取り扱いメーカーが変わるため、狙った商品を買うには少し運がいる。

笹をむいた笹団子は、笹団子と呼ぶべきかよもぎ餅と呼ぶべきか、いまだに結論が出ていません。

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