しょうゆ赤飯

茶色いのに赤飯?

赤飯といえばピンク色。
そう思っていた人は、スーパーの惣菜コーナーで思わず二度見する。

「……茶色い、だと?」

新潟の“しょうゆ赤飯”は、全国の常識を軽々と裏切ってくる。
しかも堂々と「赤飯」と名乗っているあたり、ただ者ではない。

この正体は、新潟県の中でも長岡を中心に食べられる「しょうゆ赤飯」
もち米を醤油味で炊き上げた、香ばしい「おこわ」。

味の主役はもちろん醤油。
そこに金時豆がコロンと入って、炊きあがると照りのあるこげ茶色に。
ひと口食べると、もちもちの食感とともに醤油の香ばしさが広がる。
見た目こそ地味だが、味は驚くほど深い。

なぜ茶色いのに「赤飯」なのか

起源ははっきりしないようですが昭和初期には、すでに存在していたようです。
ささげ(赤く色を出す豆)が手に入らなかったから 「赤い豆がないなら、身近にあるもので代用だ!」という事で金時豆を入れて、 長岡には摂田屋(せったや)など醤油や酒造りの町があり、良質な醤油が身近にあったから、色付けに使ったという説など他にも諸説あり。
とにかく、地元の愛する醤油を使ってお祝いしたいという、郷土愛の塊なのです!

全国的に赤飯を食べるのは祝い事の時ですが、長岡ではお祝い事や行事ごとはもちろん、スーパーの総菜コーナーでは年中を通して「しょうゆ赤飯」として売られ日常食として食べられていています。

今回はそんな「醤油赤飯」を手軽に自宅で食べられる商品を3つ購入してきました。

今回の購入商品の紹介

丸美屋
新潟醤油赤飯

販売者 丸美屋食品(株)

原信 西新発田店
販売価格¥213(税込み)

3合用(3~4人前)

製造工場の固有記号が記載されていたので調べてみたところ、新潟県内の工場で製造されています。

新潟仕込みの醤油を使用。

中にはパックが2つ入っています。
1つは赤飯の素、もう一つは調味液

外箱の説明書きによると3合用で普通の「米」でも「もち米」でも作れると書いてあります。

丸美屋のおススメは「もち米2合」と「米1合」の組み合わせのようです。

炊きあがり

炊飯後に調味液を投入

どうやら「追い醤油」みたいです

ごま塩は個人的に追加

最後の「追い醤油」が決め手となり香りが抜群にイイ

豆も小豆のように柔らかくなく、醤油赤飯における豆のの堅さを保っている。

完成度は非常に高い

アクシアル
長岡醤油の赤飯の素

販売者 アクシアルレーベル(株)

原信 西新発田店
販売価格¥192(税込み)

3合用(3~4人前)

丸美屋より30円位安い

アクシアル(原信、ナルス、フレッセイ)のPB商品

当然、系列以外のスーパーでは手に入らない

中にはレトルトパウチが1つ。

丸美屋同様、3合用。

普通の「米」でも「もち米」でも作れると書いてあります。

こちらもおススメは「もち米2合」と「米1合」の組み合わせのようです。

炊きあがり

丸美屋より色が少し薄い

写真にはありませんが、底に少し「おこげ」ができました。
好きな人にはいいかも。

丸美屋の調味液の後入れは「おこげ」を防ぐ目的もあるのかも。

豆の堅さもちょうどいい。

丸美屋よりやや醤油の香ばしさが弱い印象です。

だいまつ
醤油おこわ

販売者 だいまつ食品(株)

原信 西新発田店
3個パック
販売価格¥710(税込み)

3個パックで販売されています。
(1個当たり¥237)

商品名に「赤飯」とは表示されていないのですが、新潟県の会社が作り、醤油味である事と金時豆が入っており、実質「しょうゆ赤飯」なので今回紹介します。

実際、長岡市周辺以外のスーパーの惣菜コーナーでは「しょうゆおこわ」で売っている事も多いです。

電子レンジで1分40秒。

もち米100%で醤油の香りもいい感じ。

金時豆は5粒

手軽に美味しく食べれて、保存食にもなる
これはおススメ!

商品の特徴

  • もち米を醤油味で炊き上げた香ばしいおこわ
  • 赤くないのに「赤飯」
  • 長岡市周辺では日常的に食べられている
  • 長岡花火の時はスーパーの惣菜コーナーで山積みされて売られている
購入日2025/11/9
購入場所原信 西新発田店
販売者

値段
丸美屋   
東京都杉並区松濤1-15-18
税込み 213円

アクシアル
長岡市中之島1993-17
税込み 192円

大松食品
五泉市村松1345
税込み 710円(3個パック)

どこで買える?

  • 新潟県内スーパー
  • 新潟県外の一部スーパー
  • ネット通販

個人的な感想

おすすめポイント

  • 炊飯器で簡単に作れる
  • 金時豆のほっくりした食感と、もっちりもち米。箸が止まらず、いつの間にか「ちょっと一口」が「完食」に。
  • どんなおかずともケンカしない!

おすすめできないポイント

  • 「赤飯」という名前のせいで誤解を生む
  • 見た目が「地味」すぎる!(“地味うま”の代表格)
  • 醤油味ゆえに「手が止まらない」危険性!

SNS映えは…まぁ、地味ですが、「味の深み」映えは保証します。

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