三条カレーラーメンを2種類食べ比べ!新潟5大ラーメンを実食レビュー

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「カレーラーメン」と聞くと、カレーうどんのラーメン版?とイメージする方も多いかもしれません。実は新潟県三条市は、日本のカレーラーメン発祥の地ともいわれる場所。新潟県には他にも新潟あっさり系や長岡生姜醤油ラーメン、燕三条系(背脂)、新潟濃厚味噌といったご当地ラーメンがあり、これらは「新潟4大ラーメン」と呼ばれていました。そこに2010年(平成22年)以降、三条カレーラーメンが加わって「新潟5大ラーメン」に格上げされたというわけです。

しかも三条カレーラーメンは、この5つの中でもっとも歴史が古いのだとか。約80年前の昭和初期、銀座の洋食店で修業した料理人が実家の食堂を継いだ際、ラーメンとカレーを組み合わせたのが始まりと言われています。金物産業が盛んな三条市では、忙しく働く職人たちへの出前としてとろみのあるカレースープが重宝され、冷めにくいことから定着していきました。当時の出前持ちは、丼を片手に町中を駆け回っていたのかもしれません。

ちなみに「カレーラーメン」の発祥地には諸説あり、1965年に北海道・苫小牧市の「味の大王」が考案したという説や、1953年創業の千葉・小見川「美之和食堂」が元祖という説も存在します。ただし三条カレーラーメンは昭和初期(約80年前)に誕生したとされ、時期だけで見ればもっとも古い説のひとつ。「元祖」を名乗る土地が全国あちこちにあるのはご当地グルメあるあるですが、少なくとも三条が最古参クラスの”大先輩”であることは間違いなさそうです。

「カレーラーメン」という名前ですが、実は明確な定義は「カレー味のラーメン」というだけで、お店やメーカーによってスープのとろみ・辛さ・具材はさまざま。
今回はそんな三条カレーラーメンを、スーパーで買えるインスタントタイプで2種類食べ比べてみました。

目次

①正広食堂「カレーラーメン」(三条市)

パッケージ・中身をチェック

1つめは、三条市の「正広食堂」ブランドによる即席カレーラーメン。
税別198円というお手頃価格でした。ただ、私の行きつけのスーパーでは見かけたことがなく、もしかすると三条市周辺を中心に流通している商品なのかもしれません。パッケージには「だし風味がきいたカレースープと熟成麺のコラボ。」の文字。中身は乾麺と粉末カレーの2点というシンプルな構成で、潔いほど飾り気がありません。

正広食堂カレーラーメンのパッケージ
正広食堂カレーラーメンの麺と粉末カレースープ

1食入り 税別198円

調理方法・食べ方

作り方は一般的な即席麺と同じく、麺を茹でて粉末カレーを溶かすだけ。パッケージに「お好みによりネギを加えてください」と記載があったので、今回はもやしとネギをトッピングしてみました。

食べてみた感想

正広食堂カレーラーメンにもやしとネギをトッピングした完成品

味はパッケージの説明どおり、だし風味がきいた奥深い味わい。食べていると奥の方でホタテのような風味を感じた気がしたのですが、原材料を確認するとホタテは使われておらず、煮干しとポークの出汁によるものでした。
完全に舌の勘違いです。カレーというより「和風だしカレースープ」といった趣で、素朴ながらしっかりおいしい一杯でした。

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②越後屋重兵衛「三条カレーらーめん」

パッケージ・中身をチェック

2つめは、株式会社越後屋重兵衛が販売する「三条カレーらーめん」。
実は以前長岡生姜醤油ラーメンの記事でも紹介した商品と同じシリーズの別味で、製造しているのは松代そば善屋です。
松代そば善屋といえば、以前へぎそばの食べ比べ記事で紹介した「善屋へぎそば」の製造元でもあり、実は麺づくりの実力派メーカー。へぎそばもカレーラーメンも作れるとは、守備範囲の広さに脱帽です。
パッケージにも「新潟県の三条」「新潟5大ラーメンの二つです。」と誇らしげに書かれていました。

越後屋重兵衛の三条カレーらーめんパッケージ
越後屋重兵衛 三条カレーらーめんの麺とカレースープ

2人前(替え玉1食付き) 税別398円

こちらは2人前・替え玉1食付きというボリューム仕様。麺とカレースープが2食分ずつ入っています。値段は税別398円、購入場所は同じく原信 巻店でした。

調理方法・食べ方

こちらも茹でた麺にカレースープを合わせるシンプルな調理法。具のおすすめが特に記載されていなかったので、今回はカレーらしさを意識して、にんじん・じゃがいも・たまねぎ・豚肉をのせてみました。

食べてみた感想

三条カレーらーめんに野菜と肉を盛り付けた完成品

麺はストレートタイプですが、スープがしっかり絡んでくれるので食べ応え十分。同じ三条カレーラーメンでも、正広食堂よりもオーソドックスなカレーらしい味わいが強く出ている印象でした。具材を足したことでボリュームも出て、満足度の高い一杯に仕上がりました。

商品の特徴

  • 三条カレーラーメンは新潟5大ラーメンの中でもっとも歴史が古く、約80年前の昭和初期に誕生
  • 三条市の金物産業の職人たちへの出前食として広まったのが定着のきっかけ
  • 「カレー味のラーメン」という緩やかな定義のため、お店・メーカーごとに味わいが異なる
  • 正広食堂は煮干しとポークだしがきいた、和風寄りのカレースープ
  • 越後屋重兵衛はオーソドックスでしっかり味、具だくさんにも負けないカレースープ

どこで買える?

今回はどちらも原信 巻店で購入しましたが、流通事情は対照的でした。

①正広食堂「カレーラーメン」

購入日2026/06/29
購入場所原信 巻店
値段1食入り 税別198円
販売者大衆食堂正広
三条市須頃3-139-1005
  • 三条市周辺のスーパー・食料品店が中心
  • 通販では見当たらず

②越後屋重兵衛「三条カレーらーめん」

購入日2026/06/29
購入場所原信 巻店
値段2人前(替え玉1食付き) 税別398円
販売者株式会社越後屋重兵衛
柏崎市高柳町栃ケ原1501番地甲
  • 新潟県内のスーパーで購入可能
  • 通販あり

まとめ / 個人的な感想

新潟県内でもエリアによって味の傾向が変わるご当地ラーメンですが、三条カレーラーメンは「カレー」という切り口がとにかくユニーク。同じ「三条カレーラーメン」を名乗っているのに、こんなに味の方向性が違っていいのかと、逆に感心してしまいました。

おすすめポイント

  • だし感のある和風寄りの正広食堂と、オーソドックスでしっかり味の越後屋重兵衛。タイプの違いをはっきり楽しめる。
  • どちらもインスタントとは思えない本格的な味わい。

おすすめできないポイント

  • ①の正広食堂は通販窓口もなく、三条市周辺まで足を延ばさないと手に入りにくい。気軽にリピートしづらいのが難点。

次に三条市を訪れる際は、ぜひ本場のお店でできたての三条カレーラーメンも食べ比べてみたいです。

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